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コルツェッティを求めて三千里

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2週目が終わりました。早いなあ〜だんだん終わりが見えてくるとちょっと寂しい。

水曜、週末と休みがあるので、学校ではほぼ毎日「休みはどうするの?」という会話が繰り広げられます。
前日まで「どこ行こうかな〜」と迷っていたのですが、「あっ!」と思い出し、以前から欲しかったコルツェッティの型を求めて遥々リグーリア州(ジェノバがある州です)までやってきました。

コルツェッティとはリグーリア州に伝わる伝統パスタで、木型でくりぬきスタンプのようにして作るパスタ。
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この型はイタリア国内でもなかなか買えず、前の料理学校の先生・エリザベッタに聞いても
「リグーリアに行かないと難しいと思う」ということ。
ネットでカリフォルニアのSonomaで作っているサイトがあったのですが、オーダーメイドは不可のよう。
、、とかくかくしかじかありまして、このチャンスを逃す訳にはいかずやって参りました。

伝統的な木型を作る職人も年々減り、現在は数人しか残ってないとか。
Chivariの街に住むFranco Casoniさんもその一人で、有名な職人さん。
訪ねるのが土曜の為、前日の夜に突然電話してみたところ、意思の疎通が出来ず。。
電話って難しいのよねー。。
「メールでなら英語で大丈夫だ」というので、シエナから行く&コルツェッティをオーダーしたい旨を伝えたところ快諾。ホッ。
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宿泊先はChiavariから電車で30分程の漁村&リゾート地チンクエテッレ・モンテロッソに。
4年前の夏に行き、大好きになった小さな街。

、、が!着いてみると、季節外れのリゾート地程、一人旅に寂しいものはないと実感。。とほほー。

老人カップル、トレッキングに来ているドイツ人が多かったです。
食事中に隣のオーストラリア人老夫婦に「どうしてこんなところに一人で来たの?」と質問される程。、、ええ、私もとってもそう思います、、。
観光名所「愛の小道」も工事中とかでクローズ中。

Chiavari の街はヨットハーバーがあるこぢんまりとした街。
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駅から徒歩5分、50年同じ地でやっているという(注:私の理解力より)フランコさんのお店は簡単に見つかりました。
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「待ってたよ〜よく来たねえ〜!!」とニコニコ顔のおじさん。
早速コルツェッティの型デザイン(?)といいますか、私の料理教室”Golo:sita" を片面にしたい旨を話すと、「じゃあ、こんな感じかな。もう一面には伝統的な柄にしよう」とその場でサラサラっとデザインを描き、すぐに彫ってくれることに。
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生まれも育ちもChiavariという陽気なフランコおじさん。
去年LA&SF&グランドサークルを堪能したそうで、「ルート66最高だぜ!!」とw 
年齢的に堪らんのでしょうね〜〜〜
、、とそんな会話を英語&イタリア語(5:5で、理解度70%)でしつつ、10分程であっという間に完成。
わーい、わーい!ゴロシタの名前入りの型、嬉しい〜!!!一生大切にします〜!!
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お値段は35ユーロ。遥々シエナからやってきた甲斐がありました(涙)

おつりがないというのでw近くのカフェに行きご馳走になりつつ、街案内をしてもらう。
(店の鍵はかけない。びっくり!)。
「あの〜せっかくなんでコルツェッティが食べたいんですけど〜。。」というと、
「この辺で食べれるお店はないんだよ、わっはっは!」(なんじゃそりゃwなのですが、家庭料理だそう)
とはいえ、もうひとつのリグーリア名物ファリナータ(ひよこ豆の粉を使い、カリカリにオーブンで焼いたもの)で有名なお店に連れてってもらって、そこで後ほど一人ランチ。
1907年創業って、すごいなあ。
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大きなファリナータ用のオーブンが歴史を感じます。
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これがファリナータ。カリッカリで超美味しい!!2年前にSalone del gustoの屋台で食べたのより
100倍美味しい!!
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あまりにもファリナータが美味しかったので、調子に乗って本日のスペシャルの「トリッパ煮込み」もオーダー。全然臭くなくてすっごく美味しいっ!!!
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街にトリッパ(もつ)専門店があったので、きっと有名なのかな?
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このレストラン"Luchin" は今回のイタリア旅行「ベストレストラン3」に間違いなく入ってるので、うっかりChiavariに行かれる方は是非おススメです。場所はメインのPiazzaからすぐ。
地元の人が多く、隣のお姉さんも「美味しいわね〜!(でもどうして一人なの?という視線)」と
ニコニコ♫
イタリアで思うのは、店の規模に対してものすごくウェイターの数が少ない。でもすっごくキビキビしているので成り立っている。なぜにLAではあんなにウェイターの数が多いのにダメなのかしら。

食後いい気分になって街を歩いていると、街は既にシエスタタイムに突入。。がら〜んとした街でどうやっても3時間も潰しようがなかったので、どうってことのないジェラートを食べて、そそくさとチンクエテッレに戻ってきました。
とはいえ他の漁村へ行くボートも終わり間近、「寝るor 飲む」以外やることもなく、ビーチでそのままごろーっとしてみる。
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リゾート風の格好でもなく、タオルもなくそのまま砂の上に寝っ転がってるとなんだかこれまた微妙で。。ホームレス?私。。w
不思議だったのは10分に一回位、毎回違う中国人女性
が「マッサージはいかが〜」とやってくること。
一瞬理解できず、「、、え?ビーチで??」 
たくましいなあ。。ほんと。マッサージって確かにどこでもできるもんねえ。。。とぼーっとまた考えつつ、砂の上でウトウト。。

チンクエテッレも一人じゃ持て余しまくりなので(ご飯もイマイチだし)、明日は早めに街を出てトスカーナ州にある港で有名なLivorno にでも行ってみることにします。

by eutrip | 2012-10-20 03:52 | 旅(イタリア)  

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